広島の求人事情 2017秋編

ナイトワークは人材不足

有効求人倍率は日々変動します。安倍政権になって以降、有効求人倍率は高止まりで、要は人型里程な状況です。こんな時、もっとも打撃を受けやすい職種の一つがナイトワーク。近年はレギュラー勤務確保が困難になっているのも景気の上向きがある程度影響しているとも言えます。(夜の街の景気ではなく、社会全体の景気:失業率の低下)

業界に救いはあるのか

そんなナイトワーク業界に救いの手があるとすれば、それは副業容認の社会的風潮と、学生への仕送りのさらなる減少の2点が挙げられます。普通のOLさん、学生さんのナイトワーク参入が加速してきているのです。

例年、夏が終わると求人への応募が増えました。特に学生さん。夏休みが終わり、実家から戻ってきた、とか夏休みに散財しすぎてお金が必要になった、というケースなど。今年もそうでした。

そして秋になり、肌寒くなってくると、模様替えに関連してファション投資がかさんだのか、やはり求人への応募が増えます。年末商戦に人員を強化したいお店の需要とも相まって、この時期は人が最も動く時期とも言えます。

応募の多寡は何に影響を受けるか

が、今年はすごく波があります。どっと人が動いて小休止。そしてまた動く。この動きは何なのか?

天気の影響はバカにできない

意外な事に、人の動きともっとも相関性が高いのが天気でした。雨の日は応募が減り、気候の良い時は応募が増える。雨の日の応募は応募フォームからが多く、晴れの日は電話が多い、という傾向が強いです。

今年は夏から雨が多く、その分晴れた日に喜びが集中するのか、人の動きも波があります。秋以降はとても寒く、しかも雨や曇りばかり。が、10月に入って夏日、など、例年とは異なる気候パターン。そして応募の多寡はお天道様に確かに影響を受けています。

曜日にも影響を受ける

これは当たり前かもしれませんね。土日は応募が少なく、あるとすれば日曜にフォームから応募、もしくは土曜に飛び込みのような体験希望(非常識案件も有り)。月曜は比較的応募があるようです。

ともあれ律儀な日本人は、曜日の制約によって自然と行動様式が定まってきているようです。逆にいうと、この様式どうりの応募パターンの方は常識人、という見方もできる??

求人はカープにも影響を受ける

そして広島ならではの事情もあります。それがカープです。昨年20数年ぶりに優勝して以降、カープ女子ではない普通の女性たちの間でもカープ人気に火がつき、日常行動に影響を与えてきました。今年も同様で、マジック点灯以降はカープの日に人が動かない、という現実が如実に現れました。

これは街全体もそうで、カープ中継中は繁華街に人が歩いていないという珍現象が起きています。そしてこの間は当然求人の応募もありません。中継が終わるとお店の営業時間なので電話応募は無く、フォームでの応募に偏ります。

で、この記事を書いている今は、まさに広島でクライマックスシリーズが開催されており、しかも天気が悪い!残念ながら応募状況は最悪でした。。

実際、繁華街もゴーストタウン化しており、カープ特需が逆に繁華街を一時的ながらも圧迫しているという、なかなかコメントしづらい状況があります。

尚、広島東洋カープのホームグラウンドだった広島市民球場が閉鎖され、今のマツダスタジアムに移って以降、野球の観戦客は地理的に広島の繁華街から分断されました。経済圏は二分化され、マツダスタジアムに近い広島駅周辺エリアが猛烈な再開発で急成長しています。

人の流れが明らかに変わった今、旧経済界の世代と、これからを見据えて行動していく若手世代では明暗が分かれていくのだろうと感じています。

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