水商売は稼げるか?

​今の若い子たちにとって水商売という言葉自体が死語に近いかもしれませんが、あえて語ります。水商売、つまりナイトワークは稼げるか。結論から言えば、そこそこ稼げます。出勤時間や指名の多寡で変わりますが、普通のバイトよりも当然稼げます。

が、ここで大切なのが、何が目的かという事。

稼ぐのが目的なのか、短時間で効率よく稼ぐのが目的なのか。

前者の場合、稼いだ分だけ浪費に消えていく事が多く、延々稼いでもそこまで豊かではないというありがちなオチに。逆に後者の場合、短時間で稼ぎたい、つまり限られた時間の効率化が目的なので、効率化によって得られた時間を使って何をするかという点が主眼となります。

学生さんであれば仕送りをしてくれる親の負担を減らしつつ、学業をおろそかにしない選択肢としてナイトワークという働き方があります。

親孝行の一環としてナイトワークがあり、昨今では多くの学生さんが普通にこの道を選んでいます。親が聞いたらキレますが、ともあれ若い子はそうやってしたたかにいまをのりきっていたりします。市場に素人っぽい子が増えたのも、ゆとり教育のせいというより、本当に普通の子が市場に流入した結果と見るのが妥当に思えます。

これが学生さんではなくOLさんであっても事情は同じで、昼間の仕事をおろそかにせず収入を増やす場合、 内職や普通のバイトで補うより、ナイトワークという選択が時間効率化の面では最適と言えます。

背景には一般企業 の平均賃金の低下があり、これは今後も改善されることはないでしょう。世界的に見た時代の流れであり、政府の推奨する働き方改革の背景にはこの潮流があるわけです。

給料が上がる見込みがないからナイトワークという選択をした場合、稼げるには稼げますが、やはり主目的があった方が幸せです。それが結婚資金かもしれませんし、資格取得の資金稼ぎだったり、または人脈を広げるための投資であるかもしれません。ナイトワークは出会いの場でもあるため、そういった目的が前提にあると仕事の意義は大きく変わってきます。

では、これが学生さんやOLさんではなく、シングルマザーだったとしたらどうでしょう。この場合、主目的はいかに子供をしっかり育てられるかに絞られてきます。子供との時間を多くキープしながらある程度まとまった給料を稼ぐ選択肢の一つとしてナイトワークは定番と言えます。離婚が普通の選択になった今、シングルマザーのナイトワークにひと昔前のような暗い影はないと言っていいでしょう。

結局何が言いたいかというと、ナイトワークはそこそこ稼げるので、良いお店を見つけて自分に合った働き方をしましょうね!という事でした。